フリーランス1年目のヘル太朗です。エンジニアの方を応援しています。
管理人は40歳で正社員を辞め、フリーで食っていく道を選びました。
当時はもう本当に不安で不安で。。。
「この歳で正社員辞めるってありえなくない?」
「仕事見つかるかな. . . . . . 」
「年齢制限ってどこまであるんだ. . . . . . 」
「病気になったらどうする. . . . . . 」
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考え始めると不安が不安を呼んで、悲観的な未来ばかり想像。
でも現実も辛い。
そうやって悩んでるフリして決断先送りにして目の前の問題から目を背けてました(ずっと周りに文句ばかり言って毒をまき散らしてた)。
腹をくくって会社を辞め、フリーのエンジニアとして働いてそろそろ1年。今思うことは、
会社辞めても道はある
ということ。
フリーランスに興味はあるけど、
年齢を気にして動けない人
辛いけど給料くれるからと我慢してる人
辞めたいけどあと一歩踏ん切りがつかない人
そんな方達のお役に立てれば幸いと管理人の経験を書き殴ります。
目次
会社辞めてもなんとかなる
会社辞めてもなんとかなります。
他の職種は分かりませんがエンジニアに限っていえば大丈夫。
もう一回いいますが、
エンジニアなら会社辞めてもなんとかなります(たぶん)。
以前の自分は(転職以外で)会社辞めるなんて想像もしませんでしたが。
別に会社辞めたところで命取られるわけでもなし。
箕輪幸助さんも言っています。「死ぬこと以外かすり傷」と。

思った以上にエンジニア需要は多い
この記事を見てくれてるということは恐らくエンジニア(SE)の方なんでしょう。
あなたの想像以上にエンジニア需要はあります。少なくともこの記事を書いてる2020年時点では。
根拠はいつくかあります。
①管理人の求職活動の結果
②世間的なプログラマー需要&インフラエンジニア不足
③ハード中心からソフト中心に
管理人の求職活動の結果
この記事を書いてる2月末現在、次の仕事を探してる最中ですが企業からの面談依頼が12件来ています。
1年前からは考えられない状況ですが、自分はそれほど高スキル保有者ではありません。出来ないってほどでもなく優秀とまでは言えない、キャリア10年程の中堅どころのシステムエンジニアといったところ。
中堅程度でこれだけ依頼が来るということは、それだけ人材が不足している証拠と考えます。現に新しいエージェントに登録して30分後にすぐ会えないかと連絡がきました(エンジニア(特にインフラ系)が全然足りていないとか)
また、今の現場の社員さんから聞いた話ですが、エンジニア確保が部の重要課題として経営層にあがっているそう。
世間的なプログラマー需要&インフラエンジニア不足
現在はプログラマー全盛の時代じゃないでしょうか。
プログラミング求人数はすごい数です。たまに案件検索しますが、エンジニア案件との比率は7:3ぐらい(ちなみにネットワーク系は、その3のさらに2~3割くらい)。仕事が溢れかえってます。
需要がそれだけあれば必然的に供給の動きが起こります。
ブログでもYoutubeでも書店でもプログラミング講座のコンテンツだらけ。小学校の必修科目にもなり、まさに国をあげてプログラマー増やそう運動の真っ最中と言った感じ(すぐなれる、すぐ稼げると煽りすぎな感じもしますが)。
おかげで若い人はみんなプログラマー志向らしく、エンジニアの人気のないこと。職場でも若い人が本当に少ない。
管理人は20人ちょいのネットワークチームに所属してますが、年齢構成は
20代:4名
30代:6名
40代:13名
50代:2名
と25人いて15人が40代以上。おっさんだらけです。
全くいないなんてことはない。20代,30代のエンジニアもちゃんといるけど、やっぱりおっさん比率が高い(20代の女の子なんて入ってきた日には。。。!!)
ハード中心からソフト中心に

世の流れはハードからソフトへ。これはプログラマーやエンジニアが中心の時代ということです。一例がトヨタの「Woven City」。
ここではあらゆるものがネットにつながるIoTの街になると言われています。そうなると物を制御するのはシステムになるので、システムを作るプログラマーやエンジニアが主役。
トヨタは今まで車を作ってきましたが、それが遠隔でのシステム制御となれば極論、車はただの箱。システムの中枢をGoogleやAppleに牛耳られたら替えのきく下請けになり下がるわけで、それを恐れてトヨタはソフトバンクと手を組み大量のエンジニア確保に乗り出しています。
そういう流れの中にあって、どの企業もエンジニアを囲いこもうとやっきになっているんじゃないでしょうか。マイクロソフトに転職した同僚からもAzureを運用するための人員を大量に採用していると聞きました。
管理人にたくさんの面談依頼が来たのはこういう背景もあると思っています。
フリーのデメリットはしっかり理解を
仕事は多い。
とはいえ、フリーのデメリットはしっかり把握しておく必要があります。
・ある程度の業務経験は必要
・基本は短期契約
・年齢制限がある
ある程度の業務経験は必要
当たり前ですが相応の業務経験は必要。3~5年くらいあればどの案件でもだいたいOK、1~2年でも報酬額によってはあるにはあります。
なお、ここで求められるのはエンジニア歴ではなく、”担当する予定の仕事”の経験年数。
例えば管理人はネットワーク専門のエンジニアですが、
「ちょっとサーバ案件やりたんですがありませんか?単価下がってもいいんで!」
と営業に訊ねたことがありますが門前払いを喰らいました。
いくらエンジニア不足といっても即戦力として期待されるのがフリーランス。未経験はまず採用されないので、そこは認識しておく必要があります。
ちなみに管理人は専門外のサーバ分野でも案件物色中。サーバ+クラウド(AWS)の経験は今積んでおかないとヤバイと思ってるので単価下げてでも契約したい。金をとるか経験をとるかは難しいところです。
基本は短期契約
フリーランスは短期契約が基本(だいたい3ヶ月更新)。
長期案件の場合は3ヶ月毎の更新を繰り返すことになりますが、当然長期で契約してくれる保証なんてありません。プロジェクトの予算が縮小されれば真っ先にフリーランスにしわ寄せがきます。
半年、1年と働いてると来年もそのまま仕事があるかのように錯覚しがちですが、
フリーランスには来年どころから3ヶ月先の保証すらありません。
突然呼び出されて「このままだと退場してもらうかも」なんて告げられると、
ああそうだった、自分はフリーランスだったっけ、と思い出すことになります(笑)。
年齢制限がある
フリーランスには年齢制限があります。だいたい40代までと書いてあることが多い感じ。
もちろん制限のない案件もたくさんあるし、50代、中には60代で働いてる人もいます。50歳になったら働けない、なんてことはないと思います。
しかし仕事は確実に減ります。
そりゃ若い人のほうがいいでしょう。誰だって。
現場は30代のリーダーなんてザラ。そういう人からすれば年上は扱いづらいわけで、若い人が好まれるのは事実です。
自分にあった池はきっとある

仕事を選ぶときには、一緒に働くことになる人々をよく見ることですね。というのは、あなたが彼らのようになる可能性が高いからで、その逆はない。あなたが彼らを変えることはできないのです。何となく自分と合わないと思うなら、その仕事はうまくいきません。
スタンフォード大学ビジネススクール ボブサットン -残酷過ぎる成功法則より-
職場環境が自分に合わないと思ったら、転職やフリーの検討をお勧めします。
退職時は本当に本当に悩みました。
マジでこの先食っていけるのかと
人によって悩みは違いますが、大きなところはみんなこれでしょう。
1年やってみましたが、まあやっていけそうだなってのが管理人の感想です。
もちろん大変です。
周りで出来る人は多いし、
常に勉強し続けないとだし、
割と人間関係面倒だし。
でも正社員だって上記の悩みは同じ。
むしろ馬鹿な顧客や無能な上司に自分の意に沿わない働き方を強いられるくらいならフリーになったほうが全然いい。金は貰える、労働時間は減る、何よりアホの相手をしなくて済む(嫌になったら案件変えればいい)。
アホの相手をしては絶対ダメです。全力で逃げてください。きゃつらに日本語は通用しません。
あと、周りで無理とか言ってくる人達は無視しましょう。自分の時もそうでしたが、そういう人達はたいてい経験なし、根拠なしで言ってます。
フリーランスを経験して転職を何回もしてる人の言葉には聴く価値がありますが、やったこもとない人間の言葉なんて全くあてになりません。そういう人達はたいてい自分がビビッて出来ないだけなので聴く価値ゼロです(株での投資なんていい例)。
退職は簡単なことではないので軽々しく勧めるつもりはありません。
が、一度エージェントに登録して自分の市場価値を知っておくことは損になりません。
自分でも意外に出来るんだなと感じもらえると思います。
世の中心配ごとは多いですがたいてい現実になりませんから(と管理人は思ってます)。
管理人は前職でとても疲弊しました。あんな辛いことは他のエンジニアには経験して欲しくありません(エンジニアに限らずですが)。
上記の「Woven City」のように、世の中面白い仕事がたくさんあると思っています。そして人手が足りていません。自分の力を生かせる場所はまだまだたくさんあるハズです。
周りの環境が自分に合わないと思ったら新しい環境を探してみることをお勧めします。
案外うまくいくものですよ。
