フリーランスエンジニアのヘル太朗です。コロナも怖いけど契約打ち切りも怖い。
(´・ω・`)
契約延長(7~9月)を頂きました。
本記事は2020年5月時点のもの&そこら辺りのフリーランスエンジニアの雑感です
9月までの仕事は決まった。けどのその先は?
4月から自宅待機って言われたとき、「これは契約破棄もありうるなぁ。。。」と覚悟した。
一応仕事が始まっても一ヵ月経つと次(7~9月)が気になって、
「更新なしだったらすぐに教えて!」
と営業にしつこいくらいに念押しした(自分だって生きるのに必死だ)。
そしたら連休明けに次の更新決まったよとあっさり連絡来た(最近は自分の仕事の心配以上に「これ以上自粛続けて社会ぶっ壊す気か!」って憤りのほうが強いけど)。
「そんなに心配しなくても先方から解除する気ないみたいですよ。せっかく見つけたネットワークエンジニアなんで」
と営業は言う。
そんなセリフを丸ごと信じるほどアホではない。アホではないけど、まあそういうことなんだろうなと思う。
通常、会社は防衛モードになるとキャッシュ確保に全力になる。キャッシュがあれば会社は潰れない。赤字になろうながキャッシュがある限りやっていける。けど黒字であってもキャッシュがなければおしまい。どれだけ売上あっても現金尽きたらその時点でアウト(そういう意味で政府関係者から”スピード感”って単語を聞くと瞬間的に怒りが沸く)。
フリーランスエンジニアの人件費は(ピンキリだけど)安くない。むしろ短期的にみれば高いとすら思う。不況時なんて真っ先に切られそうなもんだし、今でも自分はそう覚悟してる。
だから連休明け早々の更新連絡に驚いた。普通、延長交渉は期限一ヵ月ちょっと前ぐらいで今回なら5月末。お客さんはそれまで様子見して判断することも出来たのに一ヵ月も早く更新決めてくれた。
有難い。
本当に有難いたいなあ。
仕事くれればなんでもいいなんてつもりはないけど(不況でも官庁相手のSIerは二度とやらん)、やっぱり仕事出来るのは嬉しいし有難い。
これで一応は9月までは仕事がある。けどコロナ不況がいつまで続く分からんし、この状況下で3ヶ月更新はけっこう気が休まらないよなあ。。
コロナ不況下でもエンジニアは足りない?
フリーだろうがなんだろうがやっぱりエンジニア(やプログラマー)は足りてないみたいだ。
足りない足りないって言われてもうけっこう経つけど、いまだに足りてないの?それはコロナ不況下であっても変わらない?
エンジニア求人の統計なんて専門家じゃないから分からん。けど営業はいつも足りない足りない言ってる(だからといってそれは自分に対する需要じゃないし勘違するなとは思う)。
今だに別の営業から案件紹介の連絡がくるし(無視は気が引けるからそろそろ返信しよう)。
後輩は1年社足らずでまた別の会社に転職するし(しかもけっこうな大手だ。クソっ!)。
先日やったWeb飲みでも、緊急事態宣言下で自粛真っ只中だろうが経済的ダメージを気にするやつは1人もいないようだったし(ちょっとぐらい痛い目みて目を覚ませ)。
とあるドキュメンタリー映像を見たけど、爆心地のニューヨークでもエンジニアは職を失っていないようだった(これはぜひ観て頂きたい)
保有してるシステムインテグレーター株は増収増益増配だったし。
フリーランス大手のレバテックエンジニアによれば、フリーのエンジニアの半数が40・50代で、60歳以上が13.5%とか。フリーランスで食ってる会社の調査なんて話半分くらいでちょうどいいんだろうけど、エンジニア始めた15年前くらいから35歳限界説なんて言われてた。もう40歳超えたけどとりあえず仕事には困ってない(えり好みしなければ)。
コロナ不況が本格化するのはこれからで経済動向なんて読めないけど。
色々ひっくるめた自分の肌感覚としてはエンジニア自体の需要は今後しばらくは高いままな気がする。
株やって分かったこと
不況下でもエンジニア需要は高い。
でも、全てのエンジニアに需要があるかというとそうでもないと思う。
投資やってて最近分かってきたことがある。
ものの値段=価値は需要と供給のバランスで決まるなんてことは中学で習ったけど、それを実生活で少し理解できるようになってきた。
ある株が急に値上がりして注目されたとする。
すごい!こんなに上がってる!これは上がる(儲かる)に違いない!(たいてい自分が買う時が一番高い時だったなんて思うやつはいない)。
そう思って買った途端に下がり始める。
賢い買い手はもっと前、まだ注目されてない安い時にこっそり買って、みんなが気づいて値が上がったときにサクっと売り抜ける。ババを引くのは株情報誌やネットの煽り記事にホイホイ釣られてノコノコ遅れてやってきた自分のような馬鹿だ。
株初めて1~2年目は何度もこのパターンでやられた(うまくいく時もあるから厄介)。
ここから学んだ教訓は「周りが気づき始めたらもう遅い」。ニュースとかメディアが取り上げ始めたら一つのサインだと思う。
3月くらいにマスク不足が騒がれてたとき、需要がこれだけあるなら作り始める人がすぐに出るだろうと思ってたら2ヶ月弱で街中でマスク売り始めた。
テーマパークが出来たりコンビニ各社横並びでタピオカと名のつく商品を作り始めたらすぐにブームが終わった。
エンジニアの価値も同じだと思う。
一口にエンジニアといっても、プログラマー、Web系、インフラ系、クラウド、オンプレ、フロントエンド、バックエンド、データベース、セキュリティ、ネットワーク。。。。
クソあたりまえだけど自分の持ってるスキル・経験の需要と供給の関係で価値が決まる。
インフラエンジニアの需要はあるけれど
そう考えると供給が多いのはプログラマーやWeb系じゃなかろうか?
プログマラーとエンジニアを比較して考えてみると、プログマラー志向の人が多い気がする。
まず案件の絶対数が全然違う。検索する度に思うけど、プラグミング系とインフラ系の案件割合はよくて3:1とか4:1ぐらいな感じ(ひょっとしたら5:1以下か?)。
職場でもインフラ系の自分の周りは相変わらずおっさんばっか。20代の女の子なんて天然記念物なみに見ない(絶滅はしてないと思われる)。
ブログやYoutube動画、オンライン講座でもプログラム系、Web系学習コンテンツが圧倒的に多い。インフラ系、しかも地味なネットワークなんてやっぱり少ない(なくはないけど)。
そもそも義務教育からしてプログラマー重視だ。JavaやPython教えることはあってもルーティングなんて絶対教えないだろ(DBのSQLぐらいは教えると思うけど)。
本屋ではプログラミング副業で毎月5万!みたいな本をまあまあ見かける(最近は少なくなった気がするけど)。
これだけ煽ってたらさぞ”にわか”が大量生産されてるんだろうと思う。そんな簡単に月5万稼げたら苦労はないよ(そう思う時点で旧型脳の限界かもしんない。ちなみに自分も大量生産品の一個)。
そんなわけで(質はともかく)供給が多いのはプログラマーやWeb系でインフラ系はまあぼちぼち。。か?
やっぱ人気ないんだろうなあ。
そもそもやってて楽しくない。人気のないインフラ系でもさらに地味なネットワーク系なんて誰もやらねー(笑)。
まあ、そのおかげでフリーランスでも食っていけると思ったしこんな状況でも仕事出来てるわけで。
ネットワーク・データベース・セキュリティは絶対に必要とされる(と自分は信じたい)。電気、水道、ガスがないと都市が成り立たないとの同じで、人気なかろうがつまんなかろうがシステムには絶対欠かせない(必要なのは機能であって人間ではないけれど)。
そーゆーわけで、自分はこれからもインフラ系に軸足おきつつ、稼いだ金で投資しつつ、マスクして手洗いして自粛厨FU〇Kと思いながら生きていく。
そろそ3つ目の収入源考えないとなあ。。。。。。