フリーランスエンジニアのヘル太朗です。
安倍総理の会見を見ました。
溜息と憤りしかなかった。
政権に絶望
相変わらず国民へのお願いばかりで、「全力で」「迅速に」「柔軟に」「覚悟を持って」「検討している」~と、形容詞と意気込みの羅列がほとんど。具体的な数字はほとんどなく、状況判断の14日という日付ぐらいしか記憶にない。延長期間伸びたのに追加の給付もない。
中身のない演説を聞かされたみたいで最悪な気分になった。
訊きたいのは意気込みじゃなくて、支援や施策の数字や期限だよ。。。
安倍政権が長期化するにつれてやり方に不信感が募っていったけど(批判を絶対に認めないところとか。菅官房長官が令和おじさんとか持ち上げられる理由が全く理解できなかった)、今の事態になってようやく適当に投票していた自分の迂闊さに気がついた。ある作家さんの「安倍政権の特徴は実体よりイメージ優先、虚偽と隠蔽、個人を蔑ろにする傾向」という記事を読んだけど、心の底からそう思う。近畿財務局職員の自殺問題なんてまさにそうだ。
「断腸の思いで~」とか「皆さんの絆で~」とかいうセリフを聞いた時は反吐が出そうだった。
そう感じるのも自分が政治に無関心だったツケがきたのかもしれない。
分断が生まれる

昼のテレビ番組であるコメンテータが自粛解除に反対してた。
「せっかく自粛に慣れて自粛を楽しめるようになってきたのに~」
え?
この人、どれだけの事業者が必死に耐えてるか知らないの?(レギュラー出演してて知らないわけがない)。
家賃や従業員の雇用を考えると夜も眠れないって人がいたし、絶望して油かぶって焼身自殺した飲食店主もいる。
そういう人達の犠牲の上で成り立ってる自粛だってことを理解してるとは思えない発言に怒りを感じたけど。
ちょっとしてから「なるほど、こうやって攻撃的になっていくのか」とも思った。
感染防止のための自粛延長はもう諦めるしかない。
けど、どうしたって持久戦出来る人と出来ない人が出る。これは避けられない。
記事書いてる最中にAbemaTVで箕輪厚介さんが「社会の分断がおきる」って言ってたけど本当にそう思う。
現に先日のWeb飲みで正社員の後輩は「まあ夏までこの状態は続くから~」的なけっこうのんびりな発言をしてた。
そりゃ基本給が保証される正社員は持久戦できるよ。
年金暮らしで経済ダメージゼロのうちの愚母は事業者なんて普段儲けてるんだから大丈夫的なことすら言う(全く無知な発言だけど訂正するのは面倒だから何も言わない)。
(働く必要のない)年金暮らしの年寄りに感染させないために、働かなきゃいけない死亡率の低い若者がわりを食ってるんじゃないのと考えることもある。
前回記事でメディアは自粛疲れって言うなって書いたけど、同じ違和感を感じてる人もいた。
それぞれ立場が違うからこう考えるはおかしくないよ。
今の事態との向き合い方が人それぞれなのは仕方ないよ。
仕方ないから、頼むからちゃんと政府が舵取りしてくれ。。。。
そう思うけど、コイツらには期待できないんだよなと思うと思考が負のループに陥ってどんどん精神状況が悪化してくる。
どうしたもんかなあ。。。。。
今までデモなんて参加したことなかったし興味もなかった。
香港のデモ見て「ああ、大変そうだな~」ぐらいしか思ってなかったけど、我が身に降りかかってきて政治に無知とはいかに愚かなことかと痛感した。
国難の時ですら自分の国の宰相の言葉を信じられないってなあ。。。。。。