こんにちは。ヘル太郎です。
以前、こんなことを呟き書きました。
ちょっと働きながらのセミリタイヤですが首都圏ではやはり厳しい。時給もそれなりかもですが生活コストが高くつきすぎます(むしろ東京で時給1200円は低すぎる。最低でも1500円は欲しい)。

1年半前の記事だけど、管理人の感覚的に首都圏で生活するなら最低でも時給1500円貰えないと厳しいかな思って書いたけど、最近全労連が似たような試算を出した。
25歳の若者が人間らしく暮らすためにいくら必要か――。全国労働組合総連合(全労連)は31日、生活に必要な経費を調査し、それを賄える最低賃金(最賃)の試算を公表した。コロナで影響を受けた非正規社員らの多くが、ほぼ最賃で働いていることも念頭に、最賃は「全国一律で時給1500円が必要」と訴えた。
時給1500円なら年収300万
時給1500円の場合、月160時間(週40時間)で月収24万、年収300万前後。
夏休みや年始年末休みがあるから実際には300万もいかないかも。
これに残業を加味した場合、20時間残業で月+37,500円、年+45万となり、330~350万前後といった感じ。
これに対して、日本男性の年収中央値は425万、女性が315万(出典:厚生労働省『賃金構造基本統計調査』)
ちなみに日本全体の平均給与は436万円(参考:令和元年分民間給与実態統計調査)で、中央値より高い。平均が中央値より高いのは、一部の年収が高い層が平均値を押し上げているからで、統計を見るときは平均より中央値を確認することをお勧めします。
日本人は最低賃金レベルで働いている?
年収350万は、やや女性よりだけどだいたい男女中間ぐらいに収まる。
そう考えると、
日本人は(全労連が試算した)最低賃金レベルの給与で働いてるといってもあながち間違いではないんじゃなかろうか?
ちなみに自分が初めて正社員エンジニアとして働いたとき(約15年前)の年収は月40時間(年480時間)の残業込みで396万、時給換算で1570円程度。
低いなあ。。。まあ当日はあまり経験もなかったからしょうがないかもだけどさ( ̄3 ̄)。
で、15年前の2005年の平均給与が437万円(平成17年分 民間給与実態統計調査)。
あれ、15年前とほとんど変わってない??
( ,,`・ω・´)ンンン?
経済成長なき最賃引き上げはNG
時給1500円で月20時間残業した場合の年収は約333万円。残業月40時間としても378万円で、400万に届かない。
これじゃあ子供産まないよ(ってか産めない)。
せめて2000円ぐらいはないと(2000円なら40時間残業で年収504万)。
現在の最賃は2019年に東京で1013円になった程度。
これを2000円?
できるわけないだろう。
(ヾノ・∀・`)ムリムリ
2000円どころか1500円だって何年かかかることか。。。。。
ちなみに無理やり最賃上げたらどうなるでしょう?
これについてはお隣の韓国が壮大な社会実験やってくれています。
(  ̄3 ̄)アザース♪
2018年に16.4%、2019年に10.9%と大幅に最低賃金は引き上げられ、GDP(国内総生産)がマイナス成長だった2020年の引き上げ率は2.87%だった。文政権は経済運営の効率性を高めることよりも、労働者の取り分を増やすことを重視している。
その結果、韓国では中小企業を中心に企業の経営体力が低下し、雇用が減少した。企業が労働コストの上昇に対応するためには、どうしても新規の採用を抑えなければならない。それに加えて、企業経営者は労働組合からの賃上げなどの要請にも対応する必要がある。そのしわ寄せとして、韓国では15~29歳の若年層の失業率が高止まりしている。
経済成長なき最賃引き上げはろくなことにならない
売上上がってないのに人件費あげたら人を雇わなくなるのなんてアホでもわかりそうな理屈なんだけど、そこが理解できない(ってかしようとしない)のが我らが文様。さすがです。
だから、最賃あげるには経済成長必須なんだけど、先進国の唯一の負け組日本は20年間ほぼ経済成長していないという悲しい事実(むしろマイナス)。
いつまでも緊急事態とかいってないでさっさと営業再開、酒類提供OKにしてくれないかなと思う今日この頃です(酒類の売り上げないと飲食はほぼ儲けがない)。