貯蓄の奨め

貯蓄の奨め:20代で300万なければ給料が安すぎるか浪費し過ぎ

貯金。出来ていますか?

 

管理人は貯金が大好きです。

正確には貯金が好きというより、

計画通りに家計をやりくりして余剰金をプールするという行為及び積みあがっていく口座残高を見るのが好きという性癖の持ち主です。

フリーランスという仕事柄、突然の契約終了に備えてある程度まとまった額の貯金は持っておくべきという至極当たり前の考えを持っていますが、

 

いい歳こいて貯金がないという人は意外に多いように思われます。

 

特に20代、30代の若い方達。下記は20代男女の貯蓄額調査記事の抜粋です

~略。 現時点の貯蓄額を聞くと、「50万円以下」が40.8%で最も多く、「50万円超~100万円以下」が14.1%、「100万円超~200万円以下」が10.2%、「200万円超~300万円以下」が6.6%などとなり、平均貯蓄額は72万円だった。「貯蓄なし(0円)」は18.2%。以下略

引用:20代の貯蓄、平均額は72万円 2019年のコロナ前よりも19万円増加

マイナビさんの調査でも同様の結果となっており、20代の約7割が貯金200万以下ということらしい

 

ちょっと使い過ぎではなかろうか?

 

20代で300万くらいは無理なく貯められると思いますし、20代終わりでそれだけ持ってない人は低賃金労働してるか浪費し過ぎと思われます。

 

20代の平均年収は350万

20代の平均年収は350万程度と考えられます。

大卒初任給の額面給与を21万、ボーナス年4ヵ月と仮定した場合、21万 x 16ヶ月=336万となり、昇給等含めれば概ね妥当。下記の調査でもほぼ同様の結果となっています。

 

自分の20代の年収は額面300万でした。

時給1500円でITヘルプデスクやってましたが、大学出たてのIT未経験者(コールセンター経験有)の派遣年収としては妥当なところかなと思います。

ちなみに、求人情報をチェックしたところ同種の時給相場は現在もほぼ変わらず。

15年前の、3浪1.5年留年して履歴書に全く見るべきところのない大卒者の年収300万に対して、現在の20代平均年収350万という数字は経済成長率を考えると世界の中で日本がいかに経済成長してない&貧乏になっているかということを如実に示しているのではないかと思われます (日本やばし)。

 

20代で400万超の貯蓄が可能

貯金に回す割合については手取りの20%と仮定します。

年収350万の場合、手取り約274万円の20%は54.8万円となり、年55万が貯金額となります。

大学卒業の23歳から8年間働いた場合、55万 x 8年 = 440万 となり、仮に100万程度浪費したとしても300万は残る計算になります。

なお20%という割合について、経験上1割では少な過ぎて積みあがらず、3割だと生活費を圧迫します。2割程度が妥当かなと思います (どっかのFPの記事も収入の8割で生活できなければ家計の見直しが必要とか言ってた気がする)。

 

300万持ってなければ現状を疑う

ここからが本題ですが、

20代終了時点で300万未満の金融資産しか保有してない人は、安い給料で働かされているか浪費癖がついてるかのどちらかだと思ってください。

300万とか無理とか思ってしまうのは、今の収入を基準にして考えしまうからです。

300万貯まっていない現状は見直す余地があるのでは?という考えからスタートしてみてください。違和感あろうがなかろうが20代終了時点で300万持ってるのが世の常識であり日本国憲法に明記されている国民の義務であると無理やり仮定してください。

 

そうすると、収入を基準に考えるのではなく、

20代で300万貯めるにはどういう仕事をしてどう暮らせばよいか?

という発想にならないでしょうか。

今の収入では貯金が難しいという考えも、20代で貯金300万は出来て普通という前提に立てば、

今の収入では貯金が出来ない

貯金ができないほどの給料しかもらえない今の待遇がそもそもおかしい

と考えられないでしょうか(だって国民の義務を満たせない待遇はおかしいでしょ?)

 

また、今の収入の枠内で考えるのではなく、まず300万貯めるという必達の最優先事項があり、その目標を達成できる範囲内で生活しなければらないと考えたらどうでしょうか。

あればあるだけ使ってしまうのが人間ですが、逆になければない環境で生活するのも人間です。

350万の手取り274万から2割引いた残り約219万の毎月の生活費は182,500円。

 

暮らせまんかね?18万2千円で。

 

18万2千円で暮らす

すぐに「無理!」と考えてしまった人は気付かないうちに浪費癖がついていないでしょうか。

浪費癖はモノが欲しいという欲求というよりは、あればあるだけ使ってしまうという習慣や無意識の思考のクセだと思っています。

無自覚に脳がそう考えてしまうので、いくら収入が上がろうが比例して支出も増大するので一向に貯まりません。資産の形成のバイブル「となりの億万長者」でも、上記の理由から医者や弁護士は意外に富裕層が少ないという調査結果が出ています。

 

浪費癖は後で必ず後悔するハメになります。

18万2千円で暮らせるかどうか?

ではなく、

18万2千円で暮らすにはどうすればいいか?

で考えて頂きたいと思います。

 

逆に、

18万2千あればいけるでしょ

と思った方で、現在の金融資産が300万未満なら使い過ぎの証拠です。

 

必要以上に無目的に貯蓄する必要はありませんが (ないどころか経済にとって害悪)、一定額の貯蓄は万一の備えになるだけでなく何かを始める際の重要なタネ銭になります。

管理人のように後悔しようないよう、収入の何割かは貯蓄や投資に回すという習慣をつけることを強くお勧めします。

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