フリーランスエンジニアのヘル太朗です。やること遅くて後悔ばかりの人生です。
友人からこんなラインが来ました。

人生お金が全てじゃありませんがお金が大きく影響するのは確か。知らないと人生損すると思ってオゼゼの勉強してます。
目次
サラリーマンじゃ金持ちになれないという事実
1億700万。
前職の会社で退職時の40歳から仮に60歳まで働いた場合に稼げたであろう合計金額です。数字を見た瞬間悟りました。
サラリーマンやってたら一生(会社の)奴隷だな~(゜▽゜)ワーイ
年収700万で60歳までに使える合計金額は1億700万
サラリーマン時代の年収は約700万円。手取り535万程です(家族持ちなら550~560万くらい)。
仮に60歳まで20年働き続けた場合の手取り総額は 535万 x 20年 = 1億700万。
60歳まで働いてたった1億っすか。。。。
(´・ω・`)スクナイ…..
60歳まで働いて貯まる金額ではなく60歳までの人生で使える金額の合計です。
この時点で60歳までに1億貯めるという管理人の(遠い昔の)目標は絶対に達成不可能。独身だって700万円で20年間生活するなんてほぼ無理でしょう(山の中で仙人みたいな生活するなら別ですがそんなやつはそもそも1億貯めようと思わない)。
労働所得じゃ豊かになれないこと確定です。
1億700万のシュミレーション
この1億700万で世間一般の標準”と思われてるような”生活(夫婦+子二人、持ち家)が可能か計算してみました。(あくまでも管理人個人の超適当ザックリ計算)。

※1 東京での家族4人のモデルケース支出(参考:<みんなの平均> 4人家族 1か月の生活費の平均は?)
生活費月35万が20年間で8,400万。なんとか庁の報告書にある老後資金2000万も確保した上で300万ほど余る計算になります。
一応予算内に収まっているように見えますがこのモデルケースはかなりかつかつ。例えば家族4人の月の交際費・小遣い合計が5万円。旦那一人だって月最低3万くらいは使いたいんじゃないでしょうか。また美容・被服費合計が1万円。奥さんが1回美容院行ったら半分なくなるでしょうに。
仮に管理人が嫁さん貰って子供2人出来た場合、上記のモデルケースでやっていける自信は1㍉もありません。1億円というのはその程度の金額でしかないということになります(あくまでモデルケースの場合は、です)。
20年過労死レベルで働いて1億
しかも1億という金額は20年間毎月80時間以上残業してようやくゲット出来る金額。残業80時間は生活が崩壊するのに十分な破壊力です。
月80時間以上となると毎日の帰宅は夜10~11時、月の休みの半分は出勤。最優先は会社、家族の団欒など二の次という生活になります。
そもそも残業月80時間は厚生労働省が定める過労死ライン。管理人は前職で月80~100時間の残業を半年間続けて身体がおかしくなりはじめました。それ以上に働いてた上司は鬱病になりましたし電通で過労死した高橋まつりさんが自殺する前月の残業時間は105時間でした。1億稼ぐ前に過労死するかよくて身体(もしくは心か)がぶっ壊れるといったところではないでしょうか。
たかが会社のために自分と家族の生活を犠牲にして行きつく先はあの世か病院。月80時間残業とはそういうことです。まさに社畜の人生。

労働所得ではなく資本所得が必要
年収700万でこれです。日本の世帯平均年収が500~600万程度であることを考えればほとんどのサラリーマン世帯は上記のシュミレーションよりきつい状況(たぶん老後資金2000万円が確保できない)になるのではないでしょうか。
サラリーマンやってても金持ちになれない(老後資金すら確保できない)
↓
サラリーマン”だけ”やっててもダメ
上記は資本主義の真実ですが40手前でようやく気付きました。そして日本はバリバリの資本主義社会です。
この国ではまともに働いてても老後安泰じゃないからちゃんと資産運用しましょうねなんて誰も教えてくれません。
海外のように教育してしかるべきだと思うのですが(米英では小学校低学年のうちから金融教育をがっつりやります)。
結果、上記の友人のようにもっと早く知っていれば(やっていれば)となるわけですが40歳から始めるよりは30歳、30歳より20歳と始めるのが早ければ早いほど有利です。
複利運用の効果
利回り8%の投信を毎月10万ずつ買付していった場合の利益です(いつものごとく税金無視の超ザックリ計算)

最初の10年は元本が1.5倍になる程度ですが次の10年で2.3倍、さらに10年で3.8倍、さらにさらに10年では6.5倍と雪だるまのごとく利益が増えていきます。
仮に20歳のときからやっていれば資産5000万オーバー、管理人が目標とする不労所得年200万が達成できる金額です(まあ現実こんなにうまく行きませんが)。
それほど複利の効果はすごいのですが意外と周りの人は知りません。
たいていの人はいずれ投資が必要になる
今の職場では周りで投資をやってる人が多いです。管理人と同年代が多く住宅、教育費、将来への備えとお金が必要なケースが増えて自然と投資する人が多くなった結果かなと思っています(つま普通に働いてるだけじゃお金を賄えないと判断するようになる)。
対して前職ではあまり投資の話はしませんでした。20代~30代前半の同僚が多く投資する必要がないと思っている人が多い世代です(投資どころか貯金しないで消費に回すやつばっかだった)。それでも結婚して家庭を持てばいずれ多くの資金が必要になります。そしてその時の始めるよりは今から始めてたほうが絶対に有利です。
20代、30代の若い方は自分や自分の友人のように「もっと早くやっておけば」と後悔して欲しくないなあと思う今日この頃です。