昨年10月に富士通がリストラを発表しました。表向き配置転換をうたっていますが実質はリストラと思われます
富士通、間接部門5千人を営業・SE等に異動…大企業の間接部門に「大リストラ」の嵐)。
管理人は富士通の方と一緒に仕事をすることが多いですが、
間接部門いらなくね( ̄◇ ̄)?
と思うことがよくあります。
一緒にお仕事をしてきた中で分かってきたのですが、
無駄な作業が多すぎ
なんですよねー。
例えばあるプロジェクトをやるにあたってプロジェクト計画書なるものを作らされるのですが作るのにけっこうな労力がかかります(慣れないと作るだけで2,3日かかる)。
それを上司に出すのですが上司のチェック+間接部門のチェックを得てようやくプロジェクト開始になりますが、チェックを通過するまで何度も書き直し(そんな暇があったらさっさと設計書作れ)。
そんなことばかりやらされてるのでSEとして肝心のシステム設計・構築・運用といったテクニカルスキルが身に付きません(これは傍から見ていて本当に気の毒)。
また打ち合わせの際に必ずレビュー記録票なるものを書かされるのですがこれが書くのも面倒なくらい細かくルールが決められてます。
真面目にやると打ち合わせ10分、記録票作成1時間ww。
しかも打ち合わせの回数分だけ記録票残すルールになっているので,1日に1時間程度の会議を2回やろうものならレビュー記録票書くだけでその人の1日の仕事は終わり。生産性0です(レビュー記録票がいくらあったところでシステム設計にはクソの役にも立たない)。
当然、現場は記録票をまともに作りません。ただでさえ超短納期、人手不足なのでこんなクソの役にも立たんものを作ってる暇などなく体裁だけ整えて出すことになります。そして間接部門はこのレビュー記録票をチェックすることになっているのですが、まともにチェックしません。なぜか?
①まともに書かれていない(中身スカスカ)のでチェックできない
②チェックできるスキルがない(SEスキルがないから)
③そもそもちゃんとチェックすると問題化する
特に③の理由が大きいと思われます。
一度でもレビュー記録票に疑義がつこうものなら「過去分含めてチェックしろ」となり、そうなれば何年にも渡ってまともに記録票を作ってこなかった&チェックしてこなかったことが明るみになります。これはチェックする側&される側双方にとって大ダメージとなりそうです。表向きチェックしていることが間接部門の存在意義になっているので、「チェックしてませんでした(ゝω・)テヘペロ」なんて口が裂けても言えないでしょう。だからまともにチェックしてないんじゃないかなーと思っています。
リストラ・配置転換よりも、こういう仕事をしているふりをなくしていかないと無駄な作業ばかり増え、いい仕事が出来ないんじゃないかなーなんて思う今日この頃です。
2020年5月追記
記事書いてから1年後の決算を見た感想です。リストラ効果がバッチリ出てます。

・墨で台帳を書いていた時代と変わらぬやり方を水平移動させてIT化→ITを覚える負担だけが増えた
・業務処理要領の本質は変わらないので、ITリテラシーが低いままでも問題が出ない。→そのしわ寄せが維持管理部門に流れる。
・負荷の高い部署から人が逃げていく。←今ココ
一度負のスパイラルに落ちると、脱出は至難であります…。
飯島さん、こんばんわ。
なんとしても負のスパイラルから脱出しましょう。今の職場では自分の時間が再現なく吸い取られていくことを痛感しています。そのための株式投資です( 一一)ノ