こんにちは。行きつけのベ〇ーチェの店員さんが可愛いなと鼻の下伸ばしまくりのヘル太郎です。会社を (ほぼ) 辞めて二ヶ月目。けっこうな勢いで金が出ていく出ていく。すぐにどうこうはならないけど保証された定収がない中で減っていく預金残高を見るのはけっこうな精神的ダメージ。ブログの収益化を急がねばと思う今日この頃であります ( ̄皿 ̄;)
以前の記事で富士通のリストラについて書きました(富士通がリストラを発表)。
で、3月になって追加でこんな記事を見てびっくりでございます。
見れない方はこちらをどぞー
45歳以上はクビ!? NEC、富士通、コカ・コーラetc.でリストラが進行中
富士通半端ねえ、45歳以上に早期退職含むジョブ再配置拡大
昨年発表したリストラ配置転換はあくまで間接部門が対象だったけど今回は全従業員に拡大する、と。なるほどなるほど。。。。。
容赦なさすぎだろ・・・・
生産性が低い間接部門のスリム化はまあわかる。けどいくらなんでもこれは・・・。だって能力あるなし関係なしの一律45歳以上ですよ?あれだけの大企業なんだから優秀な45歳以上なんてたくさんいるでしょ。なのにそんなことは一切関係なし!実績?そんなの関係ねぇ!もう45歳以上はみーんないらない!っと仰る?お、恐ろしい ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
こんな記事を見るとやっぱり思うわけですよ。
自分の身は自分で守るしかない
会社に言われるがまま働いてたって急にポイされるご時世です。会社に尽くすなんてアホなことは止めて会社を利用していきませう、というお話( ̄3 ̄)ノ。
目次
会社は守ってくれませんよ。絶対に。
もう上の記事だけでも十分なんですが、こういうニュースを見てもこれは遠い異国の地の出来事で自分には関係ないね、なんて思ってる人もいます。かくいう管理人もそう思ってました。そんな悪い会社ばっかりのハズないし、まして自分の会社に限ってとか。でも実体験通して確信しました。余裕がないときに会社は従業員なんか守りませんよ。絶対に。会社が守ろうとするのは顧客との約束とか予算(売上目標)とかの数字だけです。
なかには部下を大事してくれる上司や従業員を大切にしてくれる超絶ホワイト企業もありますがそんなもんはレア中のレア、伝説上の存在です。まずGETできません。潔く諦めましょう(´・∀・`)アキラメヨー
他社で通用する武器をGETしましょう。会社の金で
そんなわけで”他社で”通用するスキルを身につけましょう。自社ではありません。他社ですよ他社。他でも通用する汎用的なスキルがあれば他の会社なり現場なりで食ってけますから。SEで言うならAWS とか データベース とかですね。まだまだクラウド化してないところは沢山あるでしょうし、データベースないシステムなんてのも考えられんでしょう (Oracle使うかどうかは知らんけど)。管理人のDBスキルなんてたいしたことないけど(DB作成と基本的なSQL操作程度)、それでも需要はあります。実際に案件も紹介されました。
これが今の現場でしか使えないスキルだと外の世界で全く価値がありません。例えば顧客運用に即した調整。管理人は前職でネットワーク経験が長ったたので顧客の広域回線網の申請や運用ルールを把握しており親会社からコキ使われて重宝されてました。が、当然ならがそんなもんは外の世界では通用しません。数年かけて築いた人脈や把握したルールも外で出れば1銭の価値もなくなります。
例えば自分が転職すると仮定した場合、今やっている仕事を職務経歴書に書けるかどうか、具体的な作品として見せられるかどうか考えてみてください 。インフラ系ならLAMP環境でこのサーバ作りましたとか、プログラム書いてる人ならサンプル作ってデモ画面見せるとかですかね (管理人は VM で作った仮想サーバやLBを見せた)。管理人はSIer時代、ひたすらパワポばっかやらされてたので経歴書書くの苦労しました。要件定義書でも設計書でもないただの顧客調整資料なんてどれだけいい出来だって先方には価値が全く伝わりません(だって本物見せるわけにもいかんでしょう)。
分かりやすいのは資格取得や社外研修。特に社外研修は素晴らしい!金に加えて時間も会社持ち。お金貰って勉強できるわけです(なんて素敵!管理人は辞めてからこの素晴らしさに気づきました)。こんなおいしい制度を利用しない手はないでしょう。辞める前に受けたクラウドとWEB/AP/DBシステムの研修は今でも管理人の財産です。ちなみにAWSの研修コースは20~30万くらいします(そんな金額個人で払えるかっ!!!)。
それとできるだけ自分の希望に沿った仕事をすべきです。会社は会社の都合でしか要員を割り当てません。仮に個人のキャリアを考えたとしてもそれは会社にとって都合のいいキャリアであって本人の望んだキャリアとは限らない(ってかまずそんなことない)。例えば管理人は前職でクラウド化プロジェクトに配属されましたが当初は別プロジェクトでした。人が足りないから~という理由で半年足らずで配置転換(あら無計画だこと)。それが悪いとは言いませんが要員配置はあくまで会社都合なのです。「こいつはこの分野をもっと伸ばして育てよう」。んなこと考えるわきゃありません(前職の人事責任者は社員を消費材くらいにしか考えてなかったですし)。
プロジェクトと全く関係ないスキルを志向しても無理なので、そのプロジェクト内で希望が通りそうなものに限定する必要があります。管理人は退職する前、「クラウド化のネットワーク構築ならやりますよ」といって半年ほど退職を伸ばしました。退職をちらつかせて自分の希望した仕事ができるよう交渉したわけです(おかげでロードバランサーのスキルGETだぜ!)。反面、顧客調整は一切やらんと宣言しました。自分のスキルに全く寄与しないと判断したからです。相手にすべきはサーバやネットワーク機器やプログラムです。間違ってもアホどもを相手にしてはいけません(無限に時間が吸い取られます)。
全く仕事ができなかったF社正社員
スキルがないとどうなるか?最終的には上記の通りですが、一緒に仕事したF社正社員の例をご紹介(散々酷い目に遇わせてくれたけどネタだけは提供してくれる。感謝?)。
クラウドのテスト環境構築作業で顧客調整を担当したSIer であるF社正社員・・・はっきりって仕事ができませんでした。どう出来なかったか?
→結果、要望丸呑み。だけど技術的に実現不可能だから子会社拒絶で詰む。
→結果、要望丸呑み。だけど技術的に実現不可能だから子会社拒絶で詰む。
→結果、要望丸のみ。だけど契約範囲外だから子会社拒絶で詰む。
出来ないことを約束して(させられて)子会社に丸投げして子会社から拒否されて素直に謝罪・撤回すればいいものをそれすら出来なくて調整という名の無駄作業(会議、メール、電話、説明資料作成)をしてただただ時間をドブに捨てる ハメになってました。
当時、管理人はF社正社員からこんな指示をメールで受けました。「顧客がネットワーク配線図をご要望。ネットワークチームのリーダーはヘルだから翌日までに作って出せ」・・
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バカナノ(´・∀・`)?
突っ込みどころ満載すぎて拒否メールを何から書こうか迷うほど。それくらいトンチンカンな内容でした。まずネットワーク配線図なるものは普通は工事屋さんが作るものであってエンジニアが作るものではない。職種の全然違う仕事なわけですよ(作る場合もあるけど今回は別)。契約的にもそんな金はもらってないし作る予定にもなってない(タダで働けと言ってるのかな?ハハまさかね!)。
そもそも物理的に1日で作れる資料じゃない。そういう諸々の現実的なハードルを一切無視してネットワークという単語だけに焦点をあててネットワークチームリーダーに仕事丸投げしてしまえという超絶短絡的な判断が下せる無能ぶりが一周回って感心するほどすごい。
指示さえ出せば子会社はなんでもやると思ってたのか自分を殿上人だとでも勘違いしていたのか。誰かがぶん殴って優しく諭して目を覚まして差し上げたほうがよろしいのではと下民な管理人は思うわけですよ(ルフィも天竜人ぶん殴ってたし)。
こういう人間はチームの生産性を著しく落とすのでいるだけで害になります。無能がアホな約束するたびにその尻ぬぐいを周りの人間がするハメになるので、何もしないどころか邪魔して足引っ張ってるわけです。いないほうがはるかにマシ(管理人は拒否メール作成などという無駄作業に30分くらい浪費した)。管理人が管理職だったら即座にチームから追い出しますね(クビを切るかどうかは別として)。
ちなみにこの話、管理人はきっぱり拒絶しました。そろそろいい加減に目を覚まして頂けませんかと優しく諭したつもりだったんですが、先方はえらくご立腹だったようで(管理人の誠意はなかなか通じません。おかしいなあ)。
45歳で全く新しい仕事なんて無理ゲー
散々くそみそに言ってますが同情する部分がないわけでもないのです。たぶんですが、今までそういう仕事しかしてこなかったんでしょう。自分で選んだのか会社の言う通りにしてきたのかは分かりませんが、こういう人は大企業にはたくさんいるんじゃないですかね。昨年の富士通の配置転換も間接部門の人間を営業・SEに転換、というものでした。上記のF社正社員も間接部門の人間だったとしたら、まあそうなるよなあと納得です(SEだったとしたら・・・考えるのは止めておこう)。総務とか経理やってた人間がいきなり営業やSEなんてできるわけがない。しかも45歳で。どこの現場もそれなりのエンジニアスキルは必須です。これは十分条件ではなく必要条件。英語話せないやつがアメリカ言ってビジネスの話ができますか?そもそも意思疎通すら出来んでしょう(出来る人もいるかもしんないけど)。それと同じで、SEやるならエンジニアとしての最低限の知識とスキルは必須。その上で顧客の仕事に合ったシステムについての会話が出来るのです。営業だって同じで売り物についての深い知識が問われます(なんとかモーターズの部長は売り物全く理解してなかったけど)。しかも45歳ですよ?年功序列の日本企業では年齢が上がれば高給になってるわけでこれから教育なんて悠長なことするわけない。だからいきなり現場に放り込まれて上記のような悲惨な状況に陥るわけです。無理無理。無理ゲーですよ、こんなもん(ヾノ・∀・`)ムリムリ。
全く畑違いのところにいきなり放り込まれて十分な教育もフォローもなく矢面に立たされ、あげく45歳になったら出てってくんない?と迫られる。SIer とは因果な商売ですね、可哀そうで泣けてきそうです(泣かないけど)。が、同情の余地はあっても手助けなど論外。そんなことすればこっちが余計な苦労をしょい込むことになります。それに何よりきゃつらは高級取り。ITゼネコン構造のトップにふさわしく相当に高い給料貰ってんでしょうから仕事できて当たり前な ”ハズ” です(管理人と同じ年くらいなら1000万くらいいってんじゃないですかね?)。F社出向時代、「自分より高い気給料貰ってんだからちゃんと仕事してください」とよくF社に人達に言ってましたけどね、「そういう問題じゃねぇ」とほぞく人達がまあいました。そういう問題じゃないならなんで世界のトップに君臨するGAFAは高い報酬提示してエンジニア囲いこんでしょう。能力と報酬は比例すべきという至極まっとうな原則も顧客に寄り添う価値観の方々には通じない、というわけです(日本の将来は暗いなあ)。
こっちも会社を利用しましょう
-定年まで会社が面倒見てくれる- そんな幻想信じていざ会社から切り捨てられたとしたら、捨てられたほうが悪い。この歳になってようやく分かりました。管理人は普通に働いて普通に成果出してきたつもりです。特別優秀ではなかったけれどお荷物になってるつもりもありませんでした。給料分の仕事はしてきたつもりです。でも会社ってそんなの関係ないんですよね。ボロボロになるまで使って使ってもう使えないなと思ったら容赦なくバッサリ。だって会社ってそういうもんだし。どんなに役立つ手足だって切らなきゃ命がなかったら切るでしょ、やっぱり(ここまで書いてまだ会社が守ってくれると信じる脳みそお花畑な人はこちらの記事で目を醒ましてください)。
管理人はああはなりたくありません。だから会社を出たわけですが、会社にいる間はこっちも会社を利用しましょうよということです。だって会社が社員を45歳で賞味期限切れ扱いしてポイするんですから。可能な限り自分のスキルを伸ばす仕事に集中して、手当とか有給とか会社の制度はフルに活用して、無理なものは無理とはっきり断る。そうやって目の前の仕事を一生懸命こなしていけばチャンスは訪れるしなんとかなるのかなあと信じる次第です。
ちなみに、無理筋な仕事を断ることと単にやりたくないからヤダと拒否するのは違います(後者のはただのワガママ)。管理人は上司からは疎まれてましたが同僚、特に現場の他社の人とはうまくやってきたつもりです。会社の外で通用するかはどうかは社外の人が評価してくれるかどうかだと思いますので。