退職の記録

【退職日記17】社内編~衝撃発言「辞めても次が入ってくりゃ問題ねぇよ」

こんにちは。サラリーマンニートのヘル太朗です。

ブログのタイトルがおかしくなってしまいますが変えるが面倒なのでしばらくこのままでいきます。

追記:2019年10月時点ではフリーランスでなんとか食いつないでます

 

辞めてやんぞ ( ゚Д゚)ゴルァ!!

 

と吠えまくっていたのが昨年ちょうど今頃。職は失いましたが一年越しでよーやく会社にダメージを与える恩を返すことができて本望であります (でも6月のボーナスは痛かったなあ・・)

 

で退職日を決めるために総務部長と面談。

呆れ果てました。

次のセリフです。

 

辞めても次が入ってくりゃ問題ねぇよ

 

コレです、コレ。

これですよ、管理人が会社辞める理由は!( ゚д゚)、ペッ。

 

以前の記事で 退職は ”会社の態度” が原因と書きました (SIer 体験記その0: SIer 絶滅作戦開始」参照)。

わが社の当時の総務部長はどういう話の流れでこう発言したんでしょう?

面談時の管理人と総務部長の会話の様子をご紹介(某マスコミのように会話の一部を切り取って叩くのはよくありません)。

-前回までのあらすじ-
会社に一方的に退職日を決められたヘル太朗は即日有給取得&引継ぎ作業拒否を宣言。困った部長は総務側と相談するいって退職日が未定の休戦状態に・・・

【退職日記5】退職編~有給とります。え?もちろん全部こんちには。ダメ人間まっしぐらのヘル太朗です。 今回は退職を切り出したときの上司との有給取得の話を少し。 上司:退職日は...

姑息な会社

4月に入って2週間ぶりに出社。3月からだと3週間くらい会社に行ってなかったのでちょっとした浦島状態。

同僚の冷たい視線を想像して足取り重く久々に出社。

 

ヘル太朗
ヘル太朗
お疲れ様で~す・・・・・
後輩
後輩
あ、ヘルさん。ちゃんと生きてたんですね。

 

お、意外に普通。白い目で見られしまうかしらと内心ドキドキだったのでちょっと安心。

ただ自席でメールチェックしたらさぞ大量に溜まってるだろうと思いきや全然来てなかった。既にメーリングリストから削除された模様。

うーむ、おまえはもういらんと言われてるようで少し悲しい気持ちになります。
(´・ω・`)カナシス

 

まあ仕事なんぞはどうでもいい。今日は退職日の確認に来たのです。

とりあえず今週分の有給申請しようと画面をチェック・・・アレ? 有給残日数が30日に増えてる!?(本来残は10日)。

当初は3月末に退職するつもりも調整が長引いて4月までずれ込み。結果、4月末で消化するつもりで3月終わりから休み始めても4月に入った時点で新たな有給が20日付与され減った有給が40日までフル回復するコンボ発動!

全部に使えば5月いっぱいまで全く働かずにオゼゼがもらえます

素晴らしい、素晴らしいぞお ( ゚∀゚)フハハハ


有給に圧倒的感謝ですね。

 

周りの視線のことなどすっかり忘れて気分アゲアゲの管理人。足取り軽く部長に退職日を確認します。

 

ヘル太朗
ヘル太朗
退職日決まりましたあ~?
部長
部長
総務部長に聞いて。

 

はて?引継ぎをして欲しいという業務上の都合だったハズ。なぜ総務側に?

訝しく思いながらもある予想を胸に総務部長のところに。

 

ヘル太朗
ヘル太朗
退職日のことで総務部長と調整しろって(うちの)部長が・・
総務部長
総務部長
ええ~?(苦笑ぎみに)まいったなあ~。

 

でました。弊社の得意技、たらいまわしです。まあこうなるんじゃないかなと予想してましたけど・・・・

それにしてもなぜ総務なのか。

会社(部長)は有給をフルでとらせたくないのでその説得でしょう。

面と向かって有給とるななんて言えません。そんなこと言えば一発アウト。越えてはならない一線を越えることになります(お互いに)。

有給はなるべくとらせたくない。

しかし明確に拒否も出来ない。

直接的に拒否すればこいつは労基所に突撃しかねない、だから総務が説得。そんな感じでしょう。

 

姑息だなあ (´・_・`)

 

この期に及んでまだそういうことするかなあ?前回のやりとりで部長に強く言った筈なんですが。

有給は労働者の当然の権利という認識をどうあっても持てないようです

こういうことは止めて頂きたい。会社が嫌いになってしまうじゃないですか(もうなってるけど)。

ちなみに匂わせるだけで十分だろうと実際に労基に行くことまでは考えてませんでした。

仮に行ったところですぐに事態がどうなるわけでもなし。労基も忙しい、自社のような小物(笑)に構ってる暇なぞありません。

が、労基に相談した事実は残ります(相談すると記録が残るルール)。

働き方改革が叫ばれている昨今、記録が残るだけでも会社は嫌がるハズ。

まあ実際にできるはせいぜいここまででしょう。弁護士に相談なんてカネと時間がかかることは現実的じゃありません(経験あり)。

 

辞めても次が入ってくれば問題ない?

とゆーわけで総務部長とお話し。

管理人は自身の有給消化と引継ぎ可能日を松竹梅でご提案させて頂きました(なんて親切!)。

松コース:5月いっぱいで退職。引継ぎ5日間の手厚い保証プラン!

竹コース:5月中旬で退職。引継ぎ2~3日のスタンダードプラン

梅コース:4月いっぱいで退職。引継ぎ?そのようなサービスは提供しておりません。

梅コースについて「なんだこれは!?」とお客様。

前回の部長との第一次和平交渉お話合いで (会社側が一方的に提示した)4月26日という退職日はなくなったわけではなくあくまで保留。4月26日にするなら引継ぎどころか即座に午後半休とって永久にサヨナラするエコノミープランでございます、と丁寧にご説明。

まあ引継ぎして欲しいからその日がなくなったわけで梅コースはありませんでした。

結果、松と竹の折衷案コース、5/24日付で退職決定。

会社側は5日の引継ぎサービスを受けられ管理人もさらに20日以上の有給を消化する。これぞ win-win の関係、お客様とは常にこうでありたい。

 

意外と話しの分かるお客様、もとい総務部長。で、少し雑談モードに入ったときのこと。

 

ヘル太朗
ヘル太朗
今の仕事のやり方続けてたら人がいなくなっちゃうと思うんですけどねぇ?

と口にしたら

総務部長
総務部長
でも人が辞めるのは普通だけどな(笑)

 

人が辞めるのが普通!?おいおい、何言っちゃってんの?

確かに社員が一人も辞めない会社なんてないでしょう。辞めること自体は別段おかしいことじゃあない。

が、どういう人間がどんな理由で辞めていったのか全く把握してない&する気がないようなご発言

そしてさらに耳を疑うような信じられない発言が続きました。冒頭のセリフです。

 

総務部長
総務部長
辞めても次が入ってくりゃ問題ねぇよでもなかなか入ってこないんだよねぇ(笑)

 

(゜□ ゜)

 

どこまでもア〇な総務部長

衝撃の一言です。

総務、それも人事の責任者とは思えないトンデモ発言。

まず今は基本的に売り手市場。

さらにフリーランスで職探しして少し分かりましたが今のエンジニア業界は超売り手市場。とにかく人が足りません。

そんな市況だから20代でフリーランスも十分考えられる選択肢。

なんてたって給料が違い過ぎる(おそらく1.5倍じゃきかない)。

それくらい超売り手市場なのが現在の状況。知名度も低くベンチャーの新興雰囲気もなく特別待遇がいいわけでもない(悪くもないけど)うちの会社をわざわざ好き好んで選ぶ理由がありません。

 

次が入ってこない?

当たり前だ馬鹿やろう

 

市況を知っていればとても言えないセリフです。

次なんて期待するほうが馬鹿です。期待なんてしてはダメなのです。だから逃がしてはダメなのです。

新人が入ってることさえ貴重なのに金と時間を費やして育てた社員に退職されたら大ダメージ

例えば昨年は女の子が1人退職していますが管理人が今まで見てきた中でバツグンの性能を持った新人。

基礎技術を自己学習して足りないところを自分で見つけて先輩に教えを請い、実践・検証して自分の引き出しを増やし業務領域を広げる。そしてそれを回していくので好循環で成長が加速していくという将来のエース候補間違いなしの逸材。

しかもこういうやつはほっといても成長してくれるので手がかからずとっても楽チン。

出来ない奴に比べて管理コストが圧倒的に低い。まさに金の卵!

 

SEなんてやってると新しい技術がどんどん出てきてキャッチアップが大変です。

同じ領域で新しい技術が出てきたかと思えば違う領域に手を出す必要も出てきて勉強して覚えたらまた新しい技術が・・・そんな繰り返しで学習に終わりがない。

世間に追いつくことさえ至難、管理人は周回遅れにならないよう頑張るのだけで精一杯。

そんな状況ですから、大事なのは学習能力、新しい技術や業務をいち早く効率的にキャッチアップする能力こそが最も重要だと思っています。そしてその時間を捻り出す意志力。学生と違って社会人は少ない時間をやりくりしなくてはいけません。アレもやりたい、コレもやりたい。全てを時間をスキルアップに費やすなんてキチガイストイックな真似は管理人はできませんが、それでも仕事外の時間を費やす必要はあります。

辞めた子はそれが出来た!レア!超レアです。程度の差はあれここまで出来たやつは管理人の記憶の中でちょっといない。

そしてそういう人間に逃げられた。これはどういう事か?

管理人の退職で会社は売上の一部を失いました(管理人の担当していたネットワークの仕事を自社で続けることが困難となり他社が引き継ぐことに)。

しかしこういう後輩が育っていれば引き継ぐこともできたでしょう。

でも出来ない。

せっかく育った後輩が辞めてしまったゆえに会社は収益の一部を失ったわけです。

こういう時のために金と時間をかけて後進を育成していたハズなのに。

長い時間をかけて育てた作物を収穫しようとしたら他人に取られたようなもんです。

これは相当にヤバイです。

代わりの人間がいないから仕事を失った、これは組織として事業を継続する能力がない、ということを意味します。

額は問題ではありません。こうなった事態そのものが大問題。組織として致命的。これでは個人商店の集合と何も変わらないではないですか!?

 

これは会社存続の危機なのです!!(と熱く語ってみる)

 

なのにそれが分からない?

総務部長なのに?

人事の責任者なのに?

なんともならないかな~。。。。

-2019年10月追記-

記事執筆から半年経ちましたがその後に後輩も次々と退職していきました。人がいなさ過ぎてもはや正常に業務が回らないレベルになってるらしいです。

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