こんにちは。
サラリーマン改めニートのヘル太朗です。世間は10連休、管理人もせっせとデ〇ーズでGWを満喫しております。
店内に入ると意外や意外、けっこう人がいるではないですか。
若いアベック(←死語)、20代手前らしき女の子達、高校生のような集団・・・。時刻は朝6時前。こんな朝っぱらから〇ニーズ?GWだと言うのに皆さん他にやることないんでしょうか?ファミレスでちまちまやってないでもっと行楽地行ってパーっとお金落として欲しいものです。
株式市場に投資している管理人としては日本の将来が心配になってしまうではないですか全く。。。あ、すいませーん、ドリンクバーひとつ~~(゜▽゜)ノ♪
続きです。
前々回、前回と会社の社員に対する態度とそれを裏付けるかのような出来事を2つ紹介しました。今回は三つ目、同僚I君の悲劇を紹介します。
◆前回記事はこちら↓
40代転職日記その11~退職しました
40代転職日記その12~終わらないなら年始年末出てやってね
◆関連記事はこちら↓
SIer 体験記その0: SIer 絶滅作戦開始
★諸注意★
150時間超の残業をさせられた同僚
F社下請期、管理人は 62時間(12月)、91時間(1月)、82時間(2月)、34時間(3月) と残業していますが3月は大きく凹んでいます。
退職に向けた有給取得を開始したせいもありますが3月が契約納期だったことで作業量終了に向けて業務量を減らしていったからです(記事「SIer 体験記その1: 5ヵ月連続過労死ライン超え」参照)。
が、同僚のI君は凹むどころか150時間超の残業を記録(正確には2月だったかもしれませんが・・・)。
なぜこんなことになるでしょう?
I君はそんなに残業好きだったのか?いやいやそんなことはありません。
この時期のI君の口癖は「もう無理!」。
何かの確認でI君に近づこうものなら「もう無理!」と言って逃げようとするほど警戒していたくらいです(今思うと野良猫みたいでちょっと面白かったなあ)。
なんでI君にこんな仕事が?
理由は2つ。
純粋に担当業務量が違ったことと、管理人のI君の仕事を受けるスタンスの違いです。ちょっと掘り下げいきませう。
まず業務量。
管理人の担当仕事が1つ(クラウドシステムのテスト環境構築)だったのに対してI君は3つか4つ担当してたと思います。
なんでそんな無謀な仕事配分したかは部長のみぞ知るですが担当がいなかったことは間違いありません。
当時、実働部隊として動かせたコマ(担当) は管理人、I君、Kちゃんのたった3人。しかも管理人は8月中旬にF社から逃げ戻ってきたので元々頭数に入っていません。
自社には退職するために戻ってきたのです。出向中に退職されるとF社のほうで色々と問題があったらしいので籍を自社に戻した上で退職、という流れにするためです(今思えば退職してF社部長の責任問題にしれやればよかったと激しく後悔。ああ畜生・・)。
ただ逃げ戻ってきたとはいえ急に増えた駒(しかも一応ベテラン)は有難い存在。コキ使ってやろうと思っていたかは知りませんが、そんな従順な駒ではありません。
有給消化して辞めますんで( `・ω・´)ノ
駒になるどころか戻ったとたんに有給消化宣言。
当たり前だ。こっちは辞めるために戻ってきたんだったつーの ( ̄^ ̄)!
当時、別部のボンクラ部長 は「うちの部に戻ってくるんでしょ?」なんて言ってましたけどね。
アホか!間違っても貴様のところになぞ戻らん( ̄‥ ̄)=3 フン!
なんて思ってました。
そんなわけで部長は慰留します。それも当然、駒が2人しかいないんじゃお話にならない。
そこで交換条件です。
クラウドシステムのテスト環境構築の仕事ならやってもいいですよ、と。
辞めるつもりではいたのです。それは本当。
が、管理人がやりたかった仕事だったのも本当。
ひどいことになるだろうなとは覚悟していました。F社にいて設計書がハリボテなのは誰よりもよく知ってますから。
自身の経験には絶対にプラスになる!
辞める前に技術を吸収していってやる!
そう思って交換条件を出したのです(事実、この仕事での経験がフリーランスでやっていくための管理人の自信になりました)。
そんなわけでこの仕事以外はやりませんよ宣言したわけですからI君の仕事の振り先はKちゃんしかいません。
しかしKちゃんもすでに仕事パンパン。それにまだ20代の女の子。あまり無茶をさせるのも憚られます(I君は憚られなかったのか?という疑問にはお答えするまでもありません)。
結局仕事はI君が抱えていくことになります。もう無理!もう無理!と叫びながら・・・・
(´;ω;`)カワイソウニ
ヽ(無`З´理)ノ イーヤーダ!のヘル太郎
(  ̄へ ̄)ノ コレヤットイテ?
ハイヨロコンデー((○>∀・)ノ♪
22世紀になればこんなロボットあったりしますかね?あったとしたらそれはきっとネコ型に違いありません(=^・^=)
しかし今はまだ21世紀。管理人は誰憚ることなくこう叫びます。
ヽ(無`З´理)ノ イーヤーダ!
以前の記事で書いた通りこの作業には終わりがありません。
完成形を記載したシステム設計書がないため(パチもんならあるけどね)、ゴールが設定できないからです。
よって顧客要望には際限がありません (ゴールがないから思いついた要望乱発)。
そしてF社は要求を拒否できません。
ってかしません。
完成形を作れなかった負い目と何より顧客に寄り添う絶対的価値観からです。
当然アレやれコレやれが構築中だろうが構築後だろうが際限なく出てきますが対処能力のないF社は下請である自社に丸投げ。
そして丸投げに対する反応の仕方が管理人とI君では異なりました。
●管理人の場合
→ 約束にないことは一切やらない。理不尽(と管理人が判断する)な要求は受付ない。設計書にないことはやらない
●I君の場合
→要求されたことはとりあえずやる(と返事をする)。
管理人の場合、自分がやると判断したこと以外は基本的にやりませんでした。なぜか?
自分の命を守るためです。
上記の通りこのプロジェクトには完成形を記した資料がない。どれだけやろうが終わりがない。
F社の要求を受けるたびに作業量は増大していくが上司は見てみぬふりを決め込む(Tちゃんがそうだった)。絶対に助けてくれない(助けるどころか休日出勤強要)。
ならば自分でゴールを決めるしかない。そうしないとパワポ地獄と同様、無限に作業することになる。
自分の命は自分で守るしかない。そういう想いがありました。
そうなると最優先で考えるべきはいかに自分(と自分のチーム)の仕事量を増やさないかということ。
F社が(構築リーダーである自分と事前調整もせずに)顧客と勝手に決めて指示してきた作業は設計書に記載がないことを理由に断固拒否。
パチモンだろうがなんろうが設計書は設計書。納品された設計書を元に構築することになっている手前、書かれていないものはやりようがないとF社の要求を断りました(あくまで基本的に、です。これやらないとどうしようもないものは極力やりましたよ?ちゃんと。これでもエンジニアなんで)。
それにF社が苦しむのは自業自得 です(自業自得。なんて素敵なコトバ♪)。
F社出向期、管理人は設計不備を指摘して設計責任社であるF子社や孫社に修正するよう何度も何度も何度も指摘してきました。
しかし子社・孫社はほとんど修正には応じず、修正どころかF子社の態度を是正させろといった私の上申をF社幹部は黙殺。
もう馬鹿どもには付き合い切れないと自社に戻った後の9月、10月。F社は納品設計書のチェックを自社を通じて管理人に依頼してきます。
はて?訴えをことごとく無視しておいてどの面下げてチェックをやれと?
おまえらで勝手にやれよと1㍉たりとも協力したくありませんでした。
が、前述の管理人の希望した仕事は12月から。
それまでは別の仕事で食いつなぐ必要があります。お金を稼がないことには社内ニートになってしまうわけで、背に腹は代えられずに渋々仕事を受けます。
そして案の定。
もはや記事にするのも嫌ですがやっぱりというか期待通りというか、管理人の指摘した設計不備には応じません。
ここまでくると逆に不思議に思えてきます。修正する気がないならなんでわざわざお金払って管理人に依頼してくるんでしょうね?
( ⊃・ω・)⊃ ココチガウヨ?
( ・`ω・´) ソンナコトネーシ!
こんな(しょーもない)やりとりの繰り返しですが当然F社は把握しています。
そして管理人は閃きます。
とりあえずやった証拠が欲しいのかな( ̄-  ̄ ) ?
自社でチェックしたい。
でも人がいなくてチェックしきれない。
そこでチェックはしたという体裁が欲しい。
それにさっさと納品したい。あいつ(←ヘル太郎)の指摘なぞいちいち対応してられん、と。。。。。
ははーん、なるほどなるほど。それならそうと早く言って欲しいものです。危うく無駄に血圧上昇させて血管ぶち切れるところだったんですよお(´・∀・`)?
そこで指摘内容のレベルを大幅に下げたらサクサク修正に応じるではありませんか。
でもこれって管理人がやる必要あるのかな?(まあお金くれるならいいや。オゼゼに罪はない)
すいません、前置きが長くなりました。
そんなわけでF社が設計で苦しむのは自業自得。設計不備を十分承知の上で是正しないことも了承の上で顧客に納品したのですから。
それで行くと決めたのはおまえらだ。ここで管理人の価値観から一言。
自分達で決めたことは自分達で責任とれ
他人に押し付けてんじゃねーよ
なんでも受けちゃうI君
しかしI君は違いました。
基本的に受けてしまうのです(なんで受けてしまうかI君に聞いてみないとわかりませんが・・ついぞその機会は訪れませでした)。
ちなみにこのI君、自社で管理人と唯一の同期入社で力量的にはほぼ同等、といったところ。
以前、先輩※1 がポツリと
「俺はヘルよりI君を評価してんだよね」
と言ったことがあります。
当時無駄にプライドが高かった管理人は
なにぃ?俺がきゃつより評価が低いだとお ( ̄皿 ̄)?
とイキったものですが今なら理解できます。
※1 先輩:無茶ぶり星の住人。詳しくはコチラ→ SIer 体験記その3: 30分でできるわけねーだろがっ!
F社にとってなんでも仕事を受けてくれるI君は非常に助かる存在。
対処能力がないSIer にとって いつどこから飛んでくるか分からない顧客からの無茶ぶり砲の丸投げ先が常にある、というのは非常に都合のいいことなのです。
実際に対応できるかどうかはともかく、とりあえずでも受けてくれる姿勢だけでも評価に値します(F社出向期、仕事の押し付け合いで散々苦しんだ管理人はとってもわかります)。
まさに管理人のスタンスとは真逆!www
余談ですが管理人とI君は常に比較される存在でした。
年齢的にもそうですが将来の幹部候補として中途で同期入社した経緯もあります。このI君、一度社内で “オイタ” をしてしまい地方に飛ばれされるも半年後に華麗に復帰。管理人と別部署でメキメキと?実績を積んでいきます。当時は漠然と「I君は一度やっちゃったしなあ。俺が幹部になるのかな・・・」。出世なんてもんには1㍉も興味ありませんでしたが誰かがやらなきゃならんとしたら自分かなあ~なんて思った時もありました。今ならI君が幹部になっただろうなと思います(管理人は100回生まれ変わったとしても御免ですが)。
話を戻します。
I君は非常に助かる存在。
ただしそれはあくまでSIer であるF社にとっての話。投げられた側のI君、ひいては自社はたまったもんじゃありません。
たいていなんの準備もなく(当然だ)、ゴールすら明確でない作業を丸投げされるわけですから(やっぱりI君の幹部はないかな)。
まともな上司ならそんな作業は断ります。
が、うちの上司はまともではありませんでした。
頭のいかれた連中のお仲間、いわゆる「顧客に寄り添う」絶対的価値観の持ち主であります。会話が通じません。
F社の丸投げに対して管理人は下記のような(無駄な)反撃を繰り返します。
ヘル:なんでこんな作業、うち(I君)がやらなきゃいけないんですか!設計書に一言も書かれてないでしょう!
部長:そうなんだけどI君がやるって言っちゃったから。
開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。実働部隊のリーダーとはいえI君はいわゆる担当、下っ端に過ぎません。責任ある管理職ならともかく下っ端の言ったことなど謝罪して取り消せばいいではないですか。そもそも設計にも予定にもないことをやれと言ってきたF社(と顧客)の言っていることが理不尽なのです。理はこちらにあり謝罪で済ますべきなのです。そのための幹部であるハズです。しかもこの時点でI君は作業量も残業時間も限界をとっくに超えてパンパン、とても対応できる状況ではありません。下請である立場上、発注元であるF社の意向は無視できません。が、それも限度というもがあります。この時の部長の態度は部下のコントールという上司の責任を放棄しているとしか思えませんでした。
退職日の確認のために4月半ばに出社したときのことです。
ヘル:I君有給とりました?
部長:休ませたいけど作業があるんだよね
もう言葉もありません。契約的に作業は3月で終了していたハズ。3月の残業時間が150時間超と聞いていた管理人は、さすがにI君は有給とって羽を伸ばしているだろうと思っていたからです。
過労死ラインの2倍近い残業をさせておいてまだまとまった休みをとらせてない?
何度も何度も書いてますがこのクラウドシステム化作業には終わりがありません。次から次へと作業が発生する仕組みになってしまっているで、ちょっとやそっとやったところであまり意味がないのです。だったら疲弊した担当は回復させるべきです。なのに、そんなことも分からない?
過労死ラインといっても別にすぐ死ぬわけではないかもしれません。労働には労働強度もありますし、どれくらいきついかは人それぞれでしょう。が、部下を管理する管理職として150時間もの残業時間を記録した部下に対してあまりな仕打ちではないですか?I君がぽんぽん仕事を受けるからといって、そのI君をリーダーに据えたは部長です。部長はI君と入社時からの付き合いです。仕事の仕方を知らなかったなどと口が裂けても言わせません。
別に不眠不休で働かせてるわけじゃないし。
ちょっときついかもしれないけどまあ死ぬことはないだろう。
管理人は部長がそう考えていたと思えてなりません。仮に、このまま働かせたら死ぬ未来が分かっていたとしたら働かせますか?休ませるでしょう、絶対に。不眠不休で働かせてわけじゃない?そんなのは当たり前の話です。次元が低すぎてお話にすらなりません。
担当の命より目先の作業がそんなに大事か?
もはや退職を決めた会社ではありますが、もう救いようがないと思った出来事でした。
そして次に紹介する記事が、管理人が出向してから退職するまでの間で最も許せなかった出来事、 SIer であるF社時代の課長がうつ病で倒れてしまった出来事です。
つづく